カロタ
カロタとは、メノルカ島西部にあるシウタデリャの町で毎年開催されるサン・ジョアン祭りにかかせないものであり、祭りのシンボルでもある。カロタはシウタデリャの代表例となる人物像などが描かれ、通常は似顔絵が代表的であり、皮肉でかつ優しさや面白みをもった作品に仕上げれらる。
毎年シウタデリャのアーティストが8つのカロタを描き、その大半が祭り中に行事の一環として壊されてしまう。カロタは家に飾るために描かれたりするのが一般的で、楽しみの一つとして島の文化に根付いている。自身のカロタは祭りのために描いたのではなく、同祭りを愛する友人や親戚、知り合いを描いた似顔絵である。