描写
完全なアートと呼べる作品。庭園に生息する生物や多彩な要素を含む無秩序な構成であり、その要素は意図的に含まれたものもあれば、特に重要な意味をなさないものもある。この無意味な要素は、全てが集まった際に的確な同じ意図を目指すことに対しての混乱を防ぎ、トランスフォームを要する構成の要素がすべて意味を成す。
ただし、マイクロコスモス2005に描かれた必ずしも必要でない要素が、その他の作品に再度描かれることを防ぐことはできない。実際に、多くの要素が構成上コンセプトのあるものに再構築され、Paradigma Helíaco 太陽のパラダイムにも描かれている。
マイクロコスモス2005はおそらく最後の完全な作品になるだろう。おもしろいことに、同作品はFénix 不死鳥と同時期に描かれたものであり、もしマイクロコスモス2005が自身が理解する完全なアートの最後の作品だとすると、Fénix 不死鳥はトランスフォームの要素をほのめかす作品といえる。
プロジェクト詳細
著者 | Mitus |
日付 | 2006 |
サイズ | 42 x 29,7 cm. |
技法 | 鉛筆 |