テキスト
また召集がかかった。その経緯は重要ではなく、知性・知識に対する戦いは一生続くのだ。
我々に課される正義を熟考することが不可欠であり、素材を形あるものにするというモチベーションを理解しなければならない。
物質の本質が何なのか、考えを巡らすことを日常から行っている人にとって、素材をトランスフォームするという行為は、彼自身のメッセージを伝えるという一つの方法なのである。
芸術の楽しみとは、自身の破壊と謎めいたパワーへの冒涜である。
技術と言語は我々の砦であり、
正確に作品を導くためにその目的を知ることが大切である。
同作品について
議論3は、特に抽象的で難解なスケッチである。宇宙進化論を表現しており、人生に隠された中心へ接近する動きを語る。テキストが記された部分は、人生において様々な障害や足かせを乗り越えて避けられない運命に向かっていく個人を表す。
議論3は抽象画が象徴的な力を持ち合わせるということを示し、象徴画やそれらを代表する芸術のみに制限できないと示した。
これらの議論1、2、3の中でも同作品は最もバランスよくテキストと絵が結びついている。これは、構成上テキストが限られた部分に縮小され、議論1、2のように作品全体にテキストが分散されていないためだといえる。
同作品の詳細は次のテキストをご参照ください。
プロジェクト詳細
著者 | Mitus |
日付 | 2013 |
サイズ | 36,8 x 28,2 cm. |
技法 | 鉛筆
墨 水彩絵具 |